2016年11月21日月曜日

2016.11.21 身近な植物 (11月下旬)

(1)


近所で見た植物です。

ハナセンナが咲いていました。
秋のはじめの9月には、すでに咲いていました。
花期の長い植物です。

ハナセンナ(花旃那) 1 マメ科 センナ属(カッシア属)
別名 アンデスの乙女


ハナセンナ 2 花の形が実に特徴的です


ハナセンナ 3 雄しべは全部で10本あります

ハナセンナの10本の雄しべうち、上に付いている3本は「仮雄しべ」とのこと。
雌しべは緑色をして長く突き出たものです。

詳しくは、以下をご覧ください。

➜  妖精からの贈物 ハナセンナ(アンデスの乙女)


ルリマツリは、6~10月が花期とされることが多いようですが、一年をとおして花をつけるようです。
いつ見てもみごとな花をつけています。

ルリマツリ(瑠璃茉莉) 1 イソマツ科 ルリマツリ属


ルリマツリ 2 傘をたたんだような細い蕾が見えます


(2)


近所で見た植物です。

センダングサの仲間が群落をなしていました。

アイノコセンダングサ(合いの子栴檀草) 1
キク科 センダングサ属

多くの黄色い筒状花が頭状花序をなしていますが、その周りの部分を見ると 白い筒状花が見られますので、アイノコセンダングサだと思われます。

アイノコセンダングサ 2 花の周囲には 白い筒状花


アイノコセンダングサ 3 しぼんだ花


アイノコセンダングサ 4 まだ青い痩果


アイノコセンダングサ 5 ひっつき虫となった痩果


斜面林や谷津で見た植物です。

ゼンマイ(薇) シダ植物門 ゼンマイ科 ゼンマイ属


コムラサキ(小紫) シソ科 ムラサキシキブ属
別名 コシキブ(小式部)


ススキ(芒、薄) イネ科 ススキ属 高さは 3mあまり


ヨシ(葦、芦、蘆、葭) イネ科 ヨシ属

この記事を書いているときに、NHK総合のドキュメンタリー「足元の小宇宙 絵本作家と見つける生命のドラマ」という番組を見ました。

甲斐信枝さんという85歳になる科学絵本の作家の生活を追っていました。
「贈り物」である野草たちと交感している姿が実に楽しそうでした。
代表作である『雑草のくらし ―あき地の五年間―』を手にしたいと思いました。
(追 記 2016.11.23)