2016年11月2日水曜日

2016.11.02 身近な植物 (11月上旬)

近所で見た植物です。

ヤーコン(英 Yacón) キク科 スマランサス属

ヤーコンは、根の部分を食用にします。
以前食べたことがありますが、シャキシャキとした歯ごたえです。

花は、ヒマワリの花に似ているそうです。

ヤーコンは、APG Ⅱ においては ヤーコン属(Polymnia)になっていましたが、APG Ⅲ でスマランサス属(Smallanthus)に変更されています。
学名は、「Polymnia sonchifolia」から 現在の「Smallanthus sonchifolius」に変わっています。
学名の後半の種小名は、女性形・男性形の違いはありますが、同じです。

イヌショウマの花がまだ咲いていました。
花期が長いので驚きます。

イヌショウマ(犬升麻) 1
キンポウゲ科 サラシナショウマ属


イヌショウマ 2


変わった形の花を見ました。

ヒメノウゼンカズラ(姫凌霄花)でしょうか
ノウゼンカズラ科 ヒメノウゼンカズラ属

ヒメノウゼンカズラの花期は1~12月。
つまり一年中花をつけているということです。

学名は 「Tecoma capensis (Thunb.) Lindl.(または Tecomaria capensis)」。

capensis」は 「岬の」という意味ですが、学名においては「南アフリカの喜望峰産の」と場所が特定されます。

「(Thunb.)」とあるのは、この植物が ツンベルク(トゥーンベリ)によって最初に報告されたことを示します。

「Lindl.」は命名者の名前であり、イギリスの植物学者・園芸家・蘭研究者 リンドリー(Lindley, John)の名の短縮形です。
ツンベルクが命名したあと、リンドリーによって属名が変更され、現在の学名に変わりました。
リンドリーは、蘭の一種「カトレヤ」(学名 Cattleya Lindl., 1821)の命名者でもあるようです。


サザンカの花が美しく咲いていました。
まさに この時季の花です。
蕾から満開まで、何段階かの花の写真を撮りました。

サザンカ(山茶花) 1 ツバキ科 ツバキ属


サザンカ 2


サザンカ 3


サザンカ 4


サザンカ 5


サザンカ 6


(2)


出かけた先の路傍で見た植物です。

ヨウシュヤマゴボウそっくりな 赤い茎と濃い紫色の実


ツルムラサキ(蔓紫)のようです 花がとてもきれい
ツルムラサキ科 ツルムラサキ属

ツルムラサキは、葉や茎だけではなく、花や実も食べられるそうです。


春の花、ホトケノザが咲いていました。

ホトケノザ(仏の座) シソ科 オドリコソウ属

春の花だと思っていたら、秋にも咲くことがあるんですね。

(追 記 2016.11.04)


(3)


春に咲いていたはずのギョリュウバイが咲いていました。
直径1cmほどの小さな花です。
一年のうちで花期が2度あるようです。

ギョリュウバイ(檉柳梅) 1
フトモモ科 ギョリュウバイ属


ギョリュウバイ 2
この深紅の花は、2~5月 と 11~12月 に咲きます

(追 記 2016.11.07)