柏市の沼南地域を散策するシリーズ、今回は藤ケ谷の持法院を2回にわたって取り上げます。
旧・沼南町は、2005年3月28日に柏市に編入されていますが、固有な文化を持ち続けている地域です。
柏市沼南庁舎(旧・沼南町役場)には、沼南地域がよく分かる案内図が掲示されています。
もともと沼南町役場の時代からあったものなのでしょう。
柏市に編入されたことにより変更された名称の部分等については、訂正を加えてありました。
(印西市の本埜支所にも、旧・本埜村の地域がよく分かる案内図が掲げられています。 こちらは印西市に編入合併後に作製されたようです。)
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沼南地域の案内図 持法院の位置を赤で書き込みました |
持法院は、「
登慶山 如意輪寺 持法院」と号す 天台宗の寺院です。
所在地は、柏市藤ケ谷178-1です。
「登慶山」という山号は、僧・
登慶にちなんだ名だそうです。
登慶は相馬家の出で、鎌倉において慶派の仏師・快慶に師事したとのこと。
登慶と如意輪観音像の関係等については、この記事中盤に載せた「如意輪観音像の説明書き」の写真をご覧ください。
『沼南風土記』(沼南町役場 1981)によると、本尊は阿弥陀如来で、
泉倉寺(印西市和泉)の末寺だそうです。
持法院には、創立や縁起に関する古記録が残っていないとのことです。
上の最澄の言葉は、「照
千一隅此則國寶」と「照
于一隅此則國寶」の、どちらが正しいのかという論議があるようです。
以下の記事が参考になります。
➜ 一隅を照らす人、千里を照らす人
➜ 天台宗 一隅を照らす運動
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赤く塗られた山門 |
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「登慶山」と扁額が掲げられています |
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本堂へと続く参道 |
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本堂の正面 |
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「持法院」と書かれた扁額が懸かっています |
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本堂前にあった 天台宗についての簡単な説明書き |
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如意輪観音像(柏市指定文化財)の説明書き
六臂の半跏像です (野仏では二臂の半跏像が多い) |
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本堂には、如意輪観音像が安置されているようです |
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阿弥陀如来の真言(呪文・マントラ)の石柱
「オン・アミリタ・テイセイ・カラ・ウン」は 小呪 |
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伝教大師・最澄像
頭から胸にかけての帽子が 最澄像の特徴 |
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鐘 楼 |
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左 結願記念碑、 右 比叡山参拝記念碑 |
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東葛印旛大師 藤ケ谷区での結願記念碑 |
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不動明王像 右手に剣、左手に羂索 |
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境内には、石のテーブルやベンチが置かれています |
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本堂の右手 高くなったところに 墓地や観音堂があります |
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本 堂 堂前にあるのは サルスベリの大木 |
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本堂から山門側を見たところ |
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境内からみた山門 |
➜ 沼南散策(4) 持法院 ➁ 観音堂 (柏市・藤ケ谷)