2018年4月25日水曜日

散歩で見たもの (2018年 4月下旬) ノースポール

(1)


友人宅で見た花です。

ノースポールギク(North Pole 菊) キク科 フランスギク属
別名  カンシロギク(寒白菊)、 ヌマザワギク(沼沢菊)
学名  Leucanthemum paludosum
学名シノニム(そして旧学名) Chrysanthemum paludosum

園芸品種名は「ノースポール」。
この名は〈サカタのタネ〉の商品名ですが、一般名として通用しています。
和名も 「ノースポールギク」です。
英語の「the North Pole」は「北極」の意味。

別名のひとつは 「カンシロギク(寒白菊)
これが元々の和名であるようですが、いまでは「ノースポール」とよばれることがほとんどのようです。
寒さに強い種とのこと。

ほかの別名として、私の持っている図鑑には「ヌマザワギク(沼沢菊)と書かれているものがありました (浜田豊『花の名前』〔日東書院 2014〕)
学名の種小名「paludosum」が「沼地性の」という意味であることに関係あるのかもしれません。

このノースポールの花は、白花のマーガレットの花に似ています。

市内を散歩していたら、路傍に黄花のマーガレットを見つけました。

マーガレット(英 Marguerite マーガリート
キク科 モクシュンギク属
和名 モクシュンギク(木春菊)

マーガレットの花色には、白・黄色・ピンク色などがあるようです。

和名はモクシュンギクですが、この名は あまり使われていないとのこと。

白花のマーガレットとノースポールの花は似ていますが、葉の形は かなり違ってます。
ノースポールの葉の縁は 鋸のようにギザギザとしていますが、マーガレットの葉は 細く羽状に切れ込んでいます。

左 ノースポール 右 マーガレット


花も、花弁の反り方が違っているように思います。
以下の記事に載っている花の写真は秀逸であり、とても参考になります。

➜  YAHOO ! 知恵袋 ノースポールとマーガレット どっちが好きですか?



(2)


赤い葉が目立つ生け垣がありました。
よく見ると、花が咲いています。

「レッド・ロビン」(英 red robin) バラ科 カナメモチ要黐)
和名 セイヨウカナメ(西洋要黐)

花の形を見ると、バラ科だということがよく分かります。

この種については、以下の記事をご参照ください。

➜  2017.04.10 身近な植物 (4月上旬 ➂)

レッド・ロビン(red robin)とは、「赤いコマドリ(駒鳥)」という意味だそうです。
きっと、赤い葉から名付けたのでしょう。

「カナメモチ」という名の由来については、以下をご参照ください。

➜  Wikipedia カナメモチ



(3)


ふれあいの森の近くを通りかかったら、景色がいつもと違って見えました。

東中沢四丁目 ふれあいの森

午前中の雨が ふれあいの森の中央部に溜まっていて、まるで池ができたようでした。
水の深さは10cm程度。
きっと、木が生えていない中央部は、踏み固められて 低くなっているのでしょう。

この「東中沢四丁目 ふれあいの森」については、以下の記事で取り上げています。

➜  かまがや散策マップ(16) ふれあいの森をゆく(3)