2015年10月12日月曜日

2015.10.12 身近な植物 (10月中旬)

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「鎌ケ谷市民まつり」で買った花 2種です。
数日後に撮りました。
キキョウ 160円、ケイトウ 200円也。
松戸の市場の方が出店していました。

キキョウは 鎌ケ谷市の花 ということで販売したのだそうです。
ラベルがついていて「宿根草  矮性キキョウ」と書いてありました。

キキョウ(桔梗) キキョウ科 キキョウ属 

蕾は空気を包んで紙風船のように膨らみ、ポッと大きく開きます。

キキョウの花は、開いた後に面白い成熟の仕方をします。

先に成熟したキキョウの雄しべ (雄性期の花)


次いで成熟したキキョウの雌しべ (雌性期の花)

雄しべは5本あり、雌しべよりも先に成熟します。
雄しべの葯が空になり 花柱から離れた後、雌しべの柱頭が成熟し 5裂して開きます。
受粉は別の花の花粉により行われます(他家受粉)。

雄しべと雌しべが時を隔てて熟す「雌雄異熟性」という近親交配を避ける仕組みです。
同じ仕組みをもっているのが ヤツデの花です。

詳しくは、以下の記事をご参照ください。

➜  2014.12.05 ヤツデの花と昆虫たち


ケイトウ (鶏頭) ヒユ科 ケイトウ属 「きもの」という品種でしょうか?


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囃子水公園で見た植物です。

ミゾソバ(溝蕎麦) タデ科 タデ属 白っぽい花のミゾソバですね


ランタナ(Lantana) クマツヅラ科 シチヘンゲ属 青い実がついています


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富岡を歩いたときに見た植物です。

富岡二丁目 ふれあいの森 手入れが行き届いています

この森には、スダジイの巨木が生えていました。

スダジイ(すだ椎) ブナ科 シイ属

同行のA氏によると、この巨木は百年を超える樹齢であり、江戸時代から生えていたのではないかとのこと。
また、もっと多くのスダジイが生えていた中で、この1本を残したのではないかとのことでした。

森の入口近くには、マルバアサガオの花が多く咲いていました。

マルバアサガオ(丸葉朝顔) ヒルガオ科 サツマイモ属


船取線を挟んで鎌ケ谷中学校の反対側にある富岡3丁目の森。
その道路に面しているところで センニンソウが花を咲かせていました。

センニンソウ(仙人草) キンポウゲ科 センニンソウ属

囃子清水七面堂の近くに咲いていたセンニンソウは、すでに実を結んでいましたが、ここではまだ実が見られません。

センンンソウ 花びらが十文字です


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近所を歩いたときに見た植物です。

ルコウソウ(縷紅草) ヒルガオ科 サツマイモ属
別名 ホソバルコウソウ(細葉縷紅草) 


シュウメイギク(秋明菊)  キンポウゲ科 イチリンソウ属


参 考 ピンク色のシュウメイギク (北総花の丘公園)


次の植物は、花の周囲の写真しか撮らなかったので、名前がすぐには分かりませんでした。

いったい 何の花なのでしょう?

図鑑を隈なく調べて、ようやく分かりました。
手がかりは 突き出した5本の雄しべです。

キヅタ(木蔦) ウコギ科 キヅタ属

小さな緑色の雌しべの下にある 大きな薄茶色の部分は「花盤」というそうです。

参 考 キヅタ (粟野の森で撮影) 葉の形に注目

キヅタの葉は、上の写真のように 多くが三角形または五角形をしており、浅く掌状に3~5裂します。

しかし、 花序のつく枝では 倒卵形(葉の先の方が丸く広く、葉柄の方がすぼまった形) または 楕円形をしており、分裂しないのだそうです。

つまり、花のついている枝の葉は、よく見るキヅタの葉の特徴をもっていないということになります。
このことが、葉を見てもキヅタを思いつかなかった理由なのかもしれません。


ミゾソバ(溝蕎麦) タデ科 タデ属


わが植物観察の師匠 K氏が、似たような花4種をまとめて手に持ちました。

いちばん長いのが ハナタデ(花蓼) タデ科 タデ属 別名 ヤブタデ

左から順に、イヌタデ、ハナタデ、ミゾソバ、ミズヒキ。
すべてがタデ科の植物です。


ハヤトウリの花(隼人瓜) ウリ科 ハヤトウリ属


ハヤトウリの実 熱帯アメリカ原産とのこと