(1)
ナンテンの花が開花する直前です。
ナンテン(南天)の蕾 メギ(目木)科 ナンテン属 花のなかには、すでに6枚の花弁が 開いているものもあります |
(2)
ドクダミは、いまが花期です。
ドクダミの花 ドクダミ科 ドクダミ属 白い花びらに見える部分は総苞 花穂以外には、花弁も萼もありません |
また、個々の苞は、苞片とよばれます。
花序全体の基部を包む苞を
上の写真のドクダミや、ヤマボウシ、ハナミズキは、総苞が花弁に見える植物の典型です。
(3)
立ち寄った先で見た植物です。
ヤマボウシ(山法師、山帽子) ミズキ科 ミズキ属 まだ青い実です |
4枚の白い花びらのように見える部分は 総苞であり、その一枚一枚が総苞片にあたります。
ランタナ(学名 Lantana camara) クマツヅラ科 シチヘンゲ属 |
ランタナの和名は「シチヘンゲ」(七変化)。
開花してから時間が経つと、次第に花の色が変わるため、同一の花序でも 先に咲く外側と 新しく咲く内側では、花の色が異なるのだそうです。
クスノキ(樟、楠)の実 クスノキ科 ニッケイ属 |
クスノキの実は、熟すと黒っぽい紫色になります。
ヒヨドリが好んで食べるようですが、ヒトの口には合いません。
口にしないことをお勧めします。
ニワゼキショウ(庭石菖 )の仲間 アヤメ科 ニワゼキショウ属 |
ここでも、薄青色の花と薄紫色の花が隣りあって咲いています。
左上の小さい薄青色の花は、オオニワゼキショウでしょうか。
そして、下の方のやや大きい薄紫色の花は、ニワゼキショウでしょうか。
(4)
よく行くところで ハイビスカスの花が並べられており、色とりどりに 咲き競っていました。
大きな花は、直径 20cmくらいありました。
ハイビスカス(英 Hibiscus) 1 アオイ科 フヨウ属 |
「ハイビスカス」は、アオイ科 フヨウ属(Hibiscus)に含まれる植物の総称であるといいます。
しかし、日本では 熱帯および亜熱帯性のいくつかの種が、特に「ハイビスカス」と呼ばれ、園芸用・観賞用として流通しているそうです。
ハイビスカス 2 |
「hibiscus」(ヒビスクス)は古いラテン語で、本来はタチアオイの仲間を指す言葉であったとのこと。
タチアオイは 同じアオイ科ですが、ビロードアオイ属とされています。
フヨウ属には、ハイビスカスのほか、ムクゲやケナフなどが属しています。
ハイビスカス 3 |
雌しべの柱頭が5裂していることが見てとれます。
同属のムクゲの雌しべの柱頭も、同じように5裂します。
ただし、ハイビスカスのように長さがきれいにそろっていません。
ハイビスカス 4 |
(5)
立ち寄った公園で見た植物です。
ヤマボウシ 総苞片が落ちています |
ヤマボウシ 総苞片が全て取れて 実だけになっています |
メランポジウム 少しずつ大きな株へと成長していきます |