泉王寺は、泉の八幡神社と隣り合っています。
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奥側は八幡神寺境内、手前側は泉王寺境内 |
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泉王寺 左右の柱は 山門に見えますが、寺の名前がありません |
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左右ともに「愛宕山記念」の碑(安山岩)でした
大正2年(1913)建立 |
大正2年(1913)発行の『千葉県印旛郡誌』所収の「船穂村誌」には、「第8章 寺院仏堂誌」に以下のように書かれています(後編 P.459)。
(6) 泉王寺
泉新田村 字北側にあり、真言宗
(醍醐派)にして三宝院末なり。
不動明王を本尊とす。
延宝5年(1677)4月10日建立。 当明治12年まで204年なり。
・堂宇 間口 2間、奥行き 2間半
・拝殿 間口 4間、奥行き 2間 (ただし作り込み)
・境内 134坪8合1勺
・檀徒 950人
寺院なのに「拝殿」とあります。 どういうことなのでしょう。
寺院から神社に移行した時期があったのでしょうか。
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本 堂 |
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本堂は傾いているようです |
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本堂正面を横から見たところ |
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「奉納 愛宕山」と書かれた扁額が懸かっています |
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本堂脇から入口の方を見たところ |
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手水舎(1831) と 門柱裏側の狛犬(1880) これらがあるのも不思議 |
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境内から続くきれいな庭 |
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境内から 隣にある泉八幡神社の鳥居が見えます |
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弘法大師供養塔(砂岩) 明治25年(1892)造立 |
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供養塔の上部には弘法大師像が |
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印西大師 番外の大師堂 |
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弘法大師像(砂岩) 慶応4年(1868)造立 |
石造物の造立年等に関しては、印西町教育委員会発行の『印西町石造物 第三集 草深地区調査報告書』(1983)に拠りました。