2017年11月26日日曜日

2017.11.25 「ぐるっと一周 平塚の里」 (その1)

手賀沼流域フォーラムの白井地域イベント「ぐるっと一周 平塚の里」に参加しました。
このイベントは、NPO法人 しろい環境塾の企画によるものです。
詳しくは、以下のチラシをご覧ください。

「ぐるっと一周 平塚の里」のチラシ


「ぐるっと一周 平塚の里」で訪れた先
延命寺  鳥見神社  八幡神社  向台むこうだい観音堂  滝田家住宅
国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものを利用

訪れた先は、上の地図にある5カ所です。
記事が長くなりますので、2回に分けて掲載します。

案内してくださった しろい環境塾のM氏からは、多くのことを教えていただきました。
心からお礼申し上げます。


1 延命寺


しろい環境塾のベースキャンプを出発した後、最初に延命寺に向かいました。

延命寺の山門や本堂については、以前このブログでまとめていますので、ご参照ください。

➜ 白井市平塚を歩く(3) 平塚延命寺 ➁ 山門 ・ 本堂


(1) 山 門

延命寺門柱前の道路 この道が かつてはメインストリートだったとのこと


境内に入ると 右手に見える建屋は、御輿庫とのこと


朱塗りの山門の奥に本堂、その左手前に観音堂が見えます


山門左手に建っている延命地蔵尊


「延命寺の維持管理の変遷」 建物等の歴史が細かく述べられています


(2) 鐘 楼

鐘楼と観音堂については、以下の記事にまとめてあります。

➜  白井市平塚を歩く(4) 平塚延命寺 ➂ 観音堂 ・ 鐘楼

鐘楼 平成14年(2002)に現在地に再建

鐘楼の再建に伴い、新たな梵鐘も釣るされました。
前の梵鐘は戦時に供出されてしまったそうです。

橦木のある面から時計回りに 梵鐘の四面を見てみました。

梵鐘 1 「南無大師遍照金剛」
橦木が当たる撞座(つきざ、どうざ)が見えます


梵鐘 2 「萬民豊楽」


梵鐘 3 「普登山ふとうざん 蓮華院 延命寺」
こちらにも撞座が見えます


梵鐘 4 「四海安寧」


(3) 観音堂

観音堂は 県指定の有形文化財


柱の床下部分は八角形 丸い礎石にのっています


かつては粘土だった基礎部分 今はコンクリートで覆われています


屋根裏にある柱上の組み物は 本格的な禅宗様式だという


かつて厨子は観音堂の中心部に置かれていて、三面の扉から入れたという


観音堂の屋根と紅葉


(4) 本 堂

本堂は、観音堂同様 かつては茅葺きだったそうです。

茅葺きの本堂 明治時代の写真だろうか (当日配布資料から)


本 堂 高岡藩主井上筑後守の命で建てられたという
(内部のつくりは居城の体裁)


大正時代に付けられたという電灯


古い建物はサッシの戸で支えられているという


床を覆う板の部分は 後に加えられたものだという


(5) 石造物

出羽三山講のもっとも新しい碑
古くは、右から 湯殿山、月山、羽黒山の順だとか


五輪塔 僧の供養塔



➜  2017.11.25 「ぐるっと一周 平塚の里」 (その2)