今回取り上げるのは、白井市・白井の「白井鳥見神社」です。
所在地は、白井市白井〔字東郷〕391番地の7です。
境内にある解説板(白井市教育委員会作成)等や、『しろい散策マップ(改訂版)』(白井市教育委員会 2010)の P.19を見ると、「鳥見」は「とりみ」と読むとのことです。
この神社は、木下街道から北西に100mほど入ったところにあります。
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木下街道沿いの理髪店の横に 大きな看板があります |
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「鳥見大明神 参道」とあります |
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参道を進むと、鳥居が見えてきます |
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鳥居の右手にある カラフルな不動明王像 と 庚申塔(1848) |
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鳥 居 正徳3年(1713)建立 明神鳥居です
額束に「鳥見大明神」と彫られています |
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解説板には、石造鳥居として白井市内最古である と書かれています |
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鳥居をくぐると正面にある拝殿 |
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拝殿に貼られていた とても分かりやすい解説文
白井市郷土資料館の学芸員の方が執筆されています
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拝殿の右前方には 建物があります |
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不動堂であるようです |
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「白井不動尊」という扁額が掲げられていました
鳥居の右手に不動明王像がある意味が分かりました |
大正2年(1913)発行の『千葉県印旛郡誌』の「白井村誌」には、村社 鳥見神社の一社として以下のように書かれています(後編 Pp.480)。
(18) 村社 鳥見神社
白井橋本村 字東郷にあり、饒速日命を祭る。
由緒不詳。
社殿、間口 1間3尺 奥行き 1間3尺。
境内、40坪(民有地 山口維文持ち)あり、氏子、13戸を有す。
境内、1社あり。 即ち、
1 日枝神社 素盞嗚命を祭る。由緒不詳。
建物、間口 9尺 奥行き 6尺なり。
(神社明細帳)
かつては狭い境内であったことが分かります。
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拝殿の後ろ側に回ってみました |
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本殿は覆い屋の中にあります |
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本殿の正面 |
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本殿の左側 |
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本殿覆い屋 |
多くの境内社があります。
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大きめの祠があります よく分かりませんでした |
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階段の上にも小祠があります |
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「三峯神社」でした |
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「氏神々社」、「天満宮」(1928)、「諏訪大明神」(1866)の石祠 |
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出羽三山碑が3基並んでいます |
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土地寄進の記念碑 右は昭和4年(1929)建立 |
拝殿の左側の場所
(下の写真の場所)が、寄進された土地であるのかもしれません。
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拝殿の左手に 小高くなった所があります |
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「浅間大菩薩」の石祠 弘化4年(1847) |
浅間神社でした。
小高い所にあった意味が分かりました。
境内に、他では あまり見られない面白い石碑がありました。
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「北海道一周観光旅日記」の碑 昭和44年(1969) |
同様な記念碑は、もうひとつありました。
「九州一周観光記念碑」
(1965)です。
出羽三山碑の現代版のような感じです。
付 記
掲載した写真は、2016年6月中旬に撮影したものです。