2014年11月23日日曜日

2014.11.22 晩秋の本埜 (印西市 ・ 滝 ➞ 物木)

印西ウエットランドガイドの里山調査で、旧本埜村の滝地区から物木地区にかけて歩きました。

滝・物木コース
国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものを利用

JR 小林駅
小林牧場
瀧水寺
斜面林下の祠
湧水ポイント
龍湖寺
諏訪神社
物木落
本埜公民館 〔本埜スポーツプラザ〕
印西市役所 本埜支所

スタッフの集合場所は 小林牧場()でした。
小林牧場は、JR 小林駅や 北総線 印西牧の原駅から歩いても、そう遠くありません(徒歩 30分程度)。
本数は少ないですが、小林牧場まで行くバスが出ており、北総交通バス(路線バス) や ふれあいバス(印西市コミュニティバス)が利用できます。

出発したあと、畑を横に見ながら 瀧水寺へと向いました。

燃やしてるのは 剥いたあとに乾かしておいたネギの皮だそうです


畑には 何やら動物の足跡が・・・


イノシシが出没し 農作物を荒らすそうです


コセンダングサの花


コセンダングサの種 ヒッツキムシです


春の花 ホトケノザが咲いていました


秋型のキタテハ 成虫で越冬します


瀧水寺に到着。  しばらく お寺を見学しました。
瀧水寺については、以前に書いた下記の記事をご覧ください。

 ➜  本埜の古刹(1) 瀧水寺(印西市・滝)


瀧水寺の薬師堂 右側の道は谷津へと下りています (


谷津へと下りる道


道の左側には 搾り水の出口が見えます


谷津に下りると、祠があり その近くには溜池がありました (


谷津へと下りた道を引き返し、台地上をしばらく進みました。

最近は矮小化してしまった セイタカワダチソウ


カキノキの畑があり、木には実をとった後のヘタがついていました


アメリカイヌホウズキの花 ナス科の花の特徴が見てとれます


ハキダメギク 牧野富太郎が掃き溜めで見つけて、こう命名したそうです


オオオナモミの実 これもヒッツキムシです 


ノボロギク 筒状花であり、花びらは開かないそうです


再び谷津に下りると、斜面林の下の方に 泉のように水が流れている場所がありました。

斜面の下端から パイプを伝って水が出ていました (


また坂を上り、龍湖寺へと向かいました。
龍湖寺については、以前に書いた下記の記事をご覧ください。

 ➜  本埜の古刹(3) 龍湖寺(印西市・物木)


龍湖寺の鐘楼 いまは梵鐘がありません (


見事に黄葉した境内のイチョウ


オオカマキリがいました


ハラビロカマキリもいました


路傍の パンパスグラス と 皇帝ダリア

正式な種名は、パンパスグラス が シロガネヨシ、 皇帝ダリア が キダチダリアです。
ちなみに、日本のススキは 「Japanese pampas grass」と英訳されているようです。


次に 龍湖寺の近くにある諏訪神社に寄りました。

諏訪神社の石段 139段もあります (


諏訪神社の社殿


境内にあった スダジイの古木


諏訪神社を後にして先に進むと、路傍に トックリバチの巣がありました


もう一度 谷津へと下りて、水辺を見ました。

湧水の溜まっているところがあります


マコモが密生している湧水溜まりもありました


湧水を集め 北印旛沼へと流れている 物木落ものきおとし ( 岸の草はマコモ


本埜中学校の横を通って、最終地点の本埜公民館( )〔本埜スポーツプラザと同じ建物〕へと向かいました。

アオイ科のフヨウの実


フヨウの実が開いた後 S氏から「枯れ芙蓉」という言葉を教わりました


園芸品種のメランポジウム (学名 Melampodium paludosum


キダチチョウセンアサガオ (エンゼル・トランペット) ナス科です


帰りは、印西市役所 本埜支所()からバスに乗って帰りました。


キク科の植物が多く見られた晩秋の一日でした。
写真で見たものをリストアップしてみると 以下のとおりです。

 ・コセンダングサ
 ・セイタカアワダチソウ
 ・ハキダメギク
 ・オオオナモミ
 ・ノボロギク
 ・キダチダリア
 ・メランポジウム


名前がわからない植物については、いつものように S氏に教えていただきました。
また、写真による植物の同定についても 大変お世話になりました。
この度も 感謝申し上げます。