宗像神社
印旛沼の北西部には 宗像神社が13社 存在します。
そして、その北の方面には 鳥見神社が21社 存在します。
宗像神社と鳥見神社は、好一対であるように思われます。
宗像神社がある位置は下図のとおりです。
北総地域における宗像神社の分布 |
国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものを利用
13ある宗像神社を 大昔の海岸線に沿って 西から並べてみると以下のようになります。
なお、括弧内の旧村名は、明治22年(1889)の町村制施行時のものです(清戸を除く)。
➊
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➌
➍
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➏
➐
➑
➒
➓
⓫
⓬
⓭
上記をクリックすると、それぞれの訪問記事にジャンプします。
詳しい位置を調べたいときには、以下が便利です。
➜ Google マップ 北総の神社 分布地図
宗像神社については以下のサイトがとても参考になります。
詳しい説明は、こちらにお任せしたいと思います。
➜ K.K Gallery 「鳥見神社 & 宗像神社」
ちなみに、K.K Gallery の「散歩道の歴史」は、北総地域の神社を調べるときに 私のレファレンスとして頼りにしているものです。
造谷宗像神社
宗像神社は、今回取り上げるだけでも13社ありますので、便宜上、神社名の前に地区名を付けて呼ぶことにしたいと思います。
最初に取り上げるのは、「印旛を歩く(2) 真珠院 (印西市・造谷)」でふれた「造谷宗像神社」です。
この神社は、真珠院に隣接しています。
真珠院の位置を示すときに使った地図をもう一度見てみたいと思います。
造谷宗像神社とその周辺の地図 |
国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものを利用
地図を見ると、師戸川の支谷に面して建っていることがわかります。
切り立った崖の上にあります |
真珠院の裏手に 神社へと続く道がありました。
社殿に向かう途中には、祠や記念碑が建っていました。
小さな祠が 立派な階段の上に祀られていました |
なんの祠かわかりませんでした |
出羽三山講の参拝記念碑がありました |
神社の社殿が見えてきました 「宗像神社改築記念碑」が建っています |
大正2年(1913)発行の『千葉県印旛郡誌』の「宗像村誌」には、村社 宗像神社の一つとして以下のように書かれています(後編 P.412)。
(四) 村社 宗像神社
造谷村字大正寺にあり、祭神は
社殿、間口 6尺 奥行き6尺。拝殿、間口 4間半 奥行き2間半。境内、480坪あり。氏子31戸を有す。
境内一社あり。即ち、
・琴平神社 大物主命を祭る。由緒不詳。建物は石祠なり。
「造谷村字大正寺」という地名は、真珠院や造谷宗像神社の周辺を指しているようです。
現在でも公文書等で地名を明示するときに、「印西市造谷字大正寺655番地」などと、「大正寺」という小字が用いられています。
「造谷」という大字だけでは、どの場所を指しているのかが すぐにはわかりづらいからだと思われます。
鳥居の前は とても急な階段になっています |
階段を何段か下りて 鳥居を撮影しました |
拝 殿 あまり神社らしくありません |
素朴な感じがする 小さな本殿 |
石灯籠が壊れていました 先の地震によるものでしょう |
➜ 北総の宗像神社(2) <印西市・