(1)
寒い一日でした。
終日 雨が降っていました。
雨なので、自転車はやめにして、行き帰りは徒歩。
道すがら路傍で様々な花を見ました。
行くときには、記憶に新しい葉っぱ をつけた植物を見ました。
コバノランタナ(小葉のランタナ) 1 クマツヅラ科 シチヘンゲ属(Lantana) |
コバノランタナ 2 |
以下は、帰り道の路傍で見た植物です。
ヒャクニチソウ(百日草) 1 キク科 ヒャクニチソウ属 |
ヒャクニチソウ 2 |
サルビア・ガラニチカ(Salvia guaranitica) 別名 メドーセージ(日本での流通名) シソ科 アキギリ属〔サルビア属〕 |
ハナトラノオ(花虎の尾) 別名 カクトラノオ(角虎の尾) シソ科 ハナトラノオ属 |
ルリフタモジ(瑠璃二文字) ヒガンバナ科 ツルバキア属 |
ルリフタモジが 小さな花をいっぱい付けていました。
名前の由来は、花が瑠璃色(実際は淡い赤紫色)で、葉がニラに似ているからとのこと。
ニラの別名は「二文字」(ネギは、「ギ」ともいわれ、別名は「一文字」)。
また、球茎のような根茎があるとのこと。
英語名は、ソサエティー・ガーリック(Society garlic)。
ユリ科(旧分類) ➡︎ ネギ科(APG II) ➡︎ ヒガンバナ科 ネギ亜科(APG III)
と推移してきています。
(2018.09.21 撮影)
(2)
路傍で、ハナニラを大きくしたような花を咲かせている植物がありました。
タマスダレ(玉簾) 1 ヒガンバナ科 タマスダレ属 |
タマスダレ 2 |
タマスダレ と ルリフタモジ、どちらもヒガンバナ科です。
大雑把に見ると、これらはよく似ています。
なお、ハナニラは、ヒガンバナ科 ネギ亜科 ハナニラ属です。
どれもヒガンバナ科です。
(2018.09.23 撮影)
(3)
大津川沿いにある畑地で見た植物です。
シソの白い花びらが、たくさん落ちていました。
アオジソ(青紫蘇) 1 シソ科 シソ目 種:エゴマ 変種:シソ |
現代の遺伝子研究によると、シソはエゴマの変種であることが確定しているのだそうです。
両者は全く別のものだと思っていました。
アオジソ 2 |
以下の2種は、一見よく似ています。
トキワハゼ(常磐爆) ハエドクソウ科 サギゴケ属 |
ウリクサ(瓜草) アゼナ科 アゼナ属 |
ウリクサは、小さなトキワハゼの花より さらに ふた回りほど小さな花を付けています。
(2018.09.24 撮影)
(4)
最近できたスーパーマーケットの近くで見た植物です。
シロバナ ヨウシュ チョウセンアサガオ(白花洋種朝鮮朝顔) 1 ナス科 チョウセンアサガオ属 |
シロバナ ヨウシュ チョウセンアサガオ 2 |
マリーゴールド(英 Marigold) キク科 コウオウソウ科〔紅黄草科〕 |
葉と花の特徴からマリーゴールドだと推察しましたが、図鑑には似た花が見当たらず、ネットでも1つしか見つけられませんでした。
追 記 2018.10.17
よく見ると、舌状花の数が3つや6つのものもありました。
(2018.09.24 撮影)
(5)
市役所近くの道路脇で 斑入りのアベリアを見ました。
「アベリアにも斑入りのものがあるんだ」と思いました。
アベリア(Abelia) スイカズラ科 ツクバネウツギ属(Abelia) |
(2018.09.28 撮影)
(6)
散策会「ぶらり鎌ケ谷」に参加したときに、北初富の近くで見た植物です。
どれにも実が付いていました。
コミカンソウ(小蜜柑草) コミカンソウ科 コミカンソウ属 |
コミカンソウは、大場秀章『植物分類表』では「コミカンソウ科」、 米倉浩司『日本維管束植物目録』では「ミカンソウ科」となっています
(両書ともに APG分類体系によっています)。
日本植物分類学会による標準和名は「コミカンソウ科」とのこと。
イヌマキ(犬槇) マキ科 マキ属 |
イヌマキの実は、団子を串刺しにしたように、赤い液果の先に 青い種子が付いています。
液果(偽果)は食べられますが、種子は有毒です。
食べられる方を間違えると大変なので、絶対に口には入れません。
ナツツバキ(夏椿) ツバキ科 ナツツバキ属 |
ナツツバキは、6月から7月初旬に 大輪の真っ白な花を咲かせます。
上の写真を見ると果実が付いています。
この木の特徴は、迷彩色のような樹皮です。
(2018.09.29 撮影)