バスで大和田機場に着いたあと、水資源機構 千葉揚水管理所の課長さんから「印旛沼の水位管理」等についてのお話を聞きました。
DVDによる説明資料も視聴しました |
大和田機場の北は新川(写真奥)、 南は花見川(写真手前) |
1969年に 現在の印旛放水路が完成しています。
なお、印旛放水路は 印旛疎水路ともいわれます。
配布された資料を見ると、印旛放水路上流部は、「新川」として開削される前には 「平戸川」とよばれていたようです。
川が印旛沼に流れ込む河口が 平戸村にあったからでしょう。
「江戸時代の平戸川と花見川」 (「印旛沼開発施設の概要」(当日配布資料)より) |
「花見川」の名の由来については 諸説あるようです。
以下が参考になります。
大和田機場(揚水機場)の中を見学しました。
大和田機場の中に入る前 |
破損し交換された 揚水ポンプの羽根車 とても大きいです |
揚水ポンプの動力は2種類あり、電動のモーターと ガスタービンによるもの。
それぞれ3基ずつあります。
これは、停電時にもポンプを稼働できるようにするためだそうです。
揚水ポンプ 印旛沼につながる新川の水位が上がったときに稼働 |
揚水ポンプの全体模型 最上部の一部だけが 見えている部分だとか |
展示室があり、多くの写真や 説明パネルが掲示されていました。
「印旛沼開発施設概要図」 |
印旛沼周囲の農業用水を管理する揚水機場 |
大きな航空写真のパネルがあって、見応えがありました。
分けて撮影しました。
印旛沼全景と その周辺 |
西印旛沼とその南部の地域 |
復習の意味で、いただいた資料から大事だと思われるものを以下に載せます。
「印旛沼・流域の概要」 印旛沼の水系が分かります (「印旛沼・流域のすがた」(当日配布資料)より) |
印旛沼につながる河川は、すべて印旛沼に流入しているそうです。
利根川につながる印旛機場や、東京湾につながる大和田機場は揚水機場であり、ポンプで揚水して排水を行っています。
これらの機場は 洪水対策のために 利根川や東京湾に排水するわけですが、一本松機場等で揚水された水は 周辺地域の農業用水として用いられます。
「印旛沼の水管理」 全容が分かります (「水を活かす印旛沼」(当日配布資料)より) |
上の図がいちばん分かりやすいと思いました。
印旛沼の水管理の全体がよく分かります。
2018 千葉県環境講座「ぐるっと印旛沼」のレポートは 以上で終わります。
➜ 2018 「ぐるっと印旛沼」 (2) 佐倉ふるさと広場 ・ 鹿島川