以前、白井市郷土資料館の「しろい社寺めぐり」で訪ねたことのある大日神社でした。
大日神社の所在地は、白井市根(字 小山)1388番地です。
大日神社の参道入口は 道路に面しています |
大日神社の由緒や 合祀されている境内社等が書かれています |
この由緒書きを読むと、本神社は 延宝5年(1677)に 七次村の村社として創建されたようです。
その後、根村の村社となったあと、大正3年(1913)には 白井村発足とともに 白井村の村社になったとあります。
大日神社 参 道 |
とても珍しい狛犬 |
大日神社 鳥居 (明神鳥居) 神額には「大日神社」とあります |
大日神社 拝殿 |
拝殿の左手 |
本 殿 覆屋が掛けられています |
本殿の右手 広々していて 右隣に天神八幡神社が鎮座しています 手前は「天神社」、小さな社は「八幡社」でしょうか? |
天神八幡神社の後ろには 出羽三山塔などが並んでいました |
大日神社の拝殿の前に戻りました。
大日神社拝殿左手前にある境内社 |
大日神社の左手前には集会所がありました。
標札には 「白井町 第五 七次青年館」と書かれているようです |
標札は、部分的にしか読み取れないので、『ゼンリン住宅地図 千葉県・白井市』(2009) P.52 を参考にしました。
先ほど大日神社本殿のすぐ右手にあることを確認しましたが、鳥居のある方から見てみましょう。
天神八幡神社 |
天神八幡神社 と 「名馬生食」 の説明書き |
この由緒書きを見ると、「八幡神社」は 「生食」を祭神として祀るものとして創建。
延宝5年(1677)に七次村・字 八幡に移されたときに 「天神社」と合祀され「天神八幡神社」となったとあります。
この延宝5年というのは、大日神社が創建された年と同じです。
その後、大正2年(1913)に大日神社に合祀され、現在地(字 小山)に移されています。
鳥居の神額には 「天神/八幡 社」と併記 |
天神八幡神社 社 殿 |
天神八幡神社の鳥居の前方、道路に面したところに 聖観音像が彫られた二十三夜塔がありました。
二十三夜塔 明和9年(1772)造立 種字「 |
天神八幡神社の右手には道路があり、その向こうには 長楽寺があります。
長楽寺 鐘 楼 大きな梵鐘です |
長楽寺 山 門 右側の柱には 「天台宗」と彫られています |
長楽寺 参 道 「しろい七福神」として「えびす」を祀っています |
長楽寺 本 堂 |
「えびす」を祀ってある小祠 |
白井市長楽寺の山号は「七寳山」です。
小祠の前に立てられた幟をよく見てください。
「七寳山 長樂寺」となっています。
寺号と山号が そっくり同じであるわけがありません。
ネットの情報は、正しくなくても広範に流布されてしまう傾向があるので、鵜呑みにはできません。
信頼できる情報をもとにして 確認することが必須です。
恵比寿神の像 「えびす」は日本古来の神 |
神社と寺院が隣り合っているのは偶然ではないでしょう。
そして、神と仏を両立させての信仰は、広く民衆へと受け容れられていったのではないかと思われます。
➁ 寺院の山門のそばに神社がある場合 (松虫寺(六所神社)、 東祥寺 など)
➂ 隣り合っている場合 (今回見た長楽寺、真珠院、 金山・圓林寺 など)
➃ 近くに位置している場合 (平塚・延命寺 など)
長楽寺については、以下にも若干の写真を載せておりますで、ご覧ください。
長楽寺の参道の隣には、大きな梨の集荷場がありました。
白井市梨業組合 第二共撰場 |