バス停の神々廻で下りて、まず近くの厳島神社に寄りました。
厳島神社 弁天池の桜 (撮影当時、弁天池には |
気持ちのいい神社を抜けてさらに今井に向けて歩くと、右手にはずっと梨畑が続いていました。
梨の花が満開です |
この周辺は白井市平塚地区といいますが、なんとこの地区には 四国八十八ヶ所の霊場を写した「平塚新四国八十八ヶ所」というものが存在します。
「平塚 村大師」とも呼ばれているようです。
そこかしこに御大師様が祀られた小堂があります |
白井町(現・白井市)教育委員会発行の『白井町石造物調査報告書―第三集―』(1988)には、成立について こう記されています。
「明治28年5月 寺田治兵衛氏は、弘法大師の御聖徳を慕い、四国霊場巡拝の大願を成就、これを記念して、明治33年5月、四国八十八ヶ所の霊場を写し平塚新四国八十八ヶ所とした。」
いつの世にもアイデアマンはいるものですね。
四国七十九番札所とあります |
はじめは、「東葛・印旛大師講」の札所だとばかり思っていました。
家に帰って調べて「平塚新四国八十八ヶ所」の札所だとわかった次第です。
あちらこちらにある御大師様(弘法大師・空海)の祀られた大師堂や石造物を見ながら さらに進んでいくと、手賀沼の東南部にあたる下手賀沼に到着。
下手賀沼は 広い川のように見えます |
下総航空基地の北は藤ケ谷であり、そのさらに北は金山という小字の地です。金山落という名前は、この小字名からつけられたのでしょう。
下手賀沼に近い部分は、小字でいうと今井にあります。そのため、金山落のことを今井川という人もいます。 (この段落は 2013.04.19 追記)
金山落の河口付近 釣りをしている人がいました |
有名な今井堤の桜は、この金山落沿いに植えられています。
気持ちのよい金山落沿いの今井堤 |
今年は桜の開花が早くて、今井堤の桜は ほとんど散っていました。
わずかに残っている桜がありました |
でも、しばらく歩くうちに、おおぶりの花をいっぱいつけた 八重咲きの桜に会うことができました。
葉桜の 今井の堤 八重が待つ |
桜以外にも、いろいろと収穫のあった散策でした。
実際に歩いてみないと 見えてこないものがあるのですね。