4月のはじめに行ったときには、土手上に大きなケヤキの木が何本もありましたが、4月半ばに行ったときには伐り倒されていました。
近所の人にきくと、テニスコートに落ち葉が入らないようにするため伐ったのだそうです。
知らぬ間に 古木伐られし 土手の上 |
前回に行った直後に伐られたようです。
伐られたケヤキの断面を見ると100歳以上の年齢。
写真を撮っておかなかったのが悔やまれます。
あとの祭です。
「今見ている風景は 明日は消えているかもしれません」と以前に書きましたが、現実を目の当たりにしました。
さて、さらに北の方に向かって細い道を行くと、左側に梨畑が広がり、右側に再び勢子土手が見えてきます。
右側に突然 土手が出現します |
みごとな野馬土手で、ほぼ本来の形を残しているのではないかと思います。
土手の最上部にはほとんど木が植えられていません。
よくぞ形を保っているものです。
鎌ケ谷で一番美しい野馬土手ではないでしょうか。
振り返って見ると、長く美しく続いています |
この野馬土手を過ぎて、市民体育館の方へ向かって左に折れると、秋元病院の近くに川が流れています。
金山落(かなやまおとし)という川の2つある谷頭の一方です。
昔は、この写真の奥の方に野馬の水呑み場がありました。
秋元病院が建つ以前には、水呑み場らしい風景が残っていたのではないかと思われます。
秋元病院近くの金山落源流 |
もう一方の谷頭は瓢簞といわれる場所にあり、鎌ケ谷五中の手前に水路が残っています。
こちらについては、次回取り上げます。
金山落は下総基地の横を通り、桜で有名な今井堤の間を流れて下手賀沼へと流れ込んでいます。
また、手賀沼の西端に注いでいる大津川の上流には支川が3本あり、そのいちばん東側の支川が、金山落の上流部と平行してそう遠くないところを流れています。
この辺はけっこう複雑な地形なのかもしれません。
➜ 鎌ケ谷の野馬土手(7) 瓢簞にあった野馬の水呑み場