吉橋大師講の開設は、東葛・印旛大師講同様、1800年代の初めに溯ることができるそうです。
この二つの講は、元々はひとつのものであり、文化4年(1807年)に吉橋の貞福寺住職・存秀により、下総四郡新四国八十八ヶ所が開設されたのが端緒だといいます。
吉橋大師は、1995年に講の活動休止が発表されましたが、今でも個人や小規模グループでの巡礼が行われているようです。
市内の吉橋大師の大師堂は、清長庵と鎌ケ谷八幡神社に置かれています。
① 吉橋大師 第三十一番札所 清長庵
青面金剛の隣にあります |
② 吉橋大師 第四十三番札所 鎌ケ谷八幡神社
廃寺となった花蔵院から移されました |
これらの写真は一昨年(2011年)に撮ったものです。
撮影時には吉橋大師の札所であることを知りませんでした。
写真の記録性を再認識させられます。
➜ 鎌ケ谷の大師堂(5) くぬぎ山にある掛所