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➜ 国立国会図書館 近代デジタルライブラリー『ツンベルグ日本紀行』
『ツンベルグ日本紀行』 目 次
序 I ( 8 )
目 次 I (15)
第 1 章 バタヴィアより日本に至る危険な航海 1 (24)
第 2 章 長崎到着 密輸入に対する日本人の要慎 19 (33)
第 3 章 日本の通訳 36 (42)
第 4 章 欧州人の交易 40 (44)
第 5 章 中国人の交易 55 (51)
第 6 章 長崎の町及び港 出 島 61 (54)
第 7 章 江戸の出発までの長崎滞在中の記事 69 (58)
第 8 章 江戸参府紀行 92 (70)
第 9 章 日本の位置及び気候 196 (122)
第10章 日本人の顔貌及び性格 203 (125)
第11章 日本人の姓名及び服装 222 (135)
第12章 日本の政治組織 235 (141)
第13章 日本の宗教及び儒教徒 250 (149)
第14章 日本語 272 (160)
第15章 日本の司法・行政 284 (166)
第16章 遊 女 294 (171)
第17章 日本人の風俗・習慣 303 (175)
第18章 日本においてなしたる動物学的観察 314 (181)
第19章 日本の鉱物 332 (190)
第20章 日本人の食物その他、家事に関するもの 338 (193)
第21章 日本人の祭、娯楽及び遊戯 353 (200)
第22章 日本人の武器 361 (204)
第23章 日本の農業 365 (206)
第24章 日本の暦 413 (230)
第25章 日本の科学、芸術及び産業 423 (235)
第26章 日本の商業 461 (254)
第27章 日本出発までの記事 472 (260)
日本貨幣考
第 1 章 金 貨 477 (262)
第 2 章 銀 貨 487 (267)
第 3 章 銅 貨 496 (272)
第 4 章 鉄 貨 502 (275)
「第10章 日本人の顔貌及び性格」を読むと、いかにツンベルクが日本人に好意を寄せていたかがわかり、二百数十年の時を超えて励まされます。
「第23章 日本の農業」では、植物の研究と農業との深い関係がみて取れます。単に農業についてだけではなく、日本人の性質や日本の植物についての記述に溢れています。
上は原著です。リンク先は Google books になっています。
「RESA」というのは、スウェーデン語で「旅行」という意味。
全編、スウェーデン語で書かれています。
山田 珠樹による邦訳本は、仏訳本からの重訳です。
余計なことですが、ウップサーラの綴りが、現在のスウェーデン語表記である 「Uppsala」 とは違っています。
ちなみに、ラテン語では、ウプサラ大学のことを「Universitas Upsaliensis」というそうです。
この時代には「Upsala」と表記するのが一般的だったのでしょう。
➜ ツンベルク (その4) Art Directory 記載の略伝