(1)
印西市・草深の里山を散策した折に見た植物です。
どの植物も、鎌ケ谷で見ることができます。
ワルナスビ(悪茄子) 1 ナス科 ナス属 紫色の花の中に 白花が交じっています |
ワルナスビ 2 茎や葉には 鋭いトゲがあります |
ノゲシ(野芥子) キク科 ノゲシ属 |
ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙) アヤメ科 ヒオウギズイセン属 |
カンナ カンナ科 カンナ属(Canna) 6個の雄しべのうち5個は花弁花し、雌しべはヘラ状 |
八重のムクゲ(木槿) アオイ科 フヨウ属 |
ツルマサキ(蔓柾) ニシキギ科 ニシキギ属 |
(2)
近所で見た植物です。
ハギ(萩)の仲間 1 マメ科 ハギ属 |
ハギ(萩)の仲間 2 同じ株の花です (2016.07.23 撮影) |
ハギには、様々な種があるようです。
上の写真のハギの仲間は、何という種なのでしょう。
葉や花穂の形からすると ヤマハギ(山萩)でしょうか?
イチジク(無花果) クワ科 イチジク属 とても大きな葉です |
イチジクは隠頭花序です。
花軸が肥大化した花嚢の内側に無数の花をつけます。
それらが実になり、私たちのよく知る「イチジクの実」の中身になります。
花は外から見えません。
漢字で「無花果」と書かれるのは、このことによっています。
ヤブミョウガ(薮茗荷) 1 ツユクサ科 ヤブミョウガ属 |
ヤブミョウガ(薮茗荷) 2 同じ株の花 (2016.07.23 撮影) |
「ヤブミョウガ」という名前は、藪のようなところに生え、ミョウガと葉が似ているところからきているようです。
ミョウガの苞葉に包まれた花蕾は、薬味等にして食べているものです。
ボタンクサギ(牡丹臭木) 1 シソ科 クサギ属 |
ボタンクサギは雌雄異熟性であり、雄性先熟です。
咲き初めは雄性期で、その後に雌性期になります。
下の写真は、雄性期の花を撮ったものです。
ボタンクサギ 2 花冠は5裂し、雄しべは4本です |
雌性期になると、雌しべの花柱は長く伸び、柱頭は2裂します。
下の写真は、雌性期の花です。
長い雌しべが目立ちます。
ボタンクサギ 3 長く伸びた雌しべ (2016.07.23 撮影) |
次の花を初めて見たときには、本当にビックリしました。
名前を聞いて、「よくぞ名づけたものだ」と感心しました。
トケイソウ(時計草) トケイソウ科 トケイソウ属 |
子房は、雌しべの根元にある球の部分です。
雄しべの葯は太い花糸の先についており、固定されておらず、回転します。
花が開いた直後に裂開し、はじめは花粉のある面を上に向けているものの、その後回転して下を向いてしまうとのこと。
副花冠は、花冠や雄しべの一部が変形してできた花冠状の構造だそうです。
サルスベリの花も実に特徴的です。
サルスベリ(百日紅) ミソハギ科 サルスベリ属 |
花を接写したら、取り上げてみたいと思います。
(2016.07.20 追 記)