(1)
気持ちのよい夏の早朝、近くを散歩しました。
サルビア・ガラニチカ(学名 Salvia guaranitica) シソ科 アキギリ属 別 名 メドーセージ(英 Meadow Sage) |
アメリカフヨウ(―芙蓉) 1 アオイ科 フヨウ属 別名 クサフヨウ(草芙蓉) |
アメリカフヨウ 2 雌しべの柱頭が5裂しています |
ナシ(梨) バラ科 ナシ属 実が大きくなってきました |
ウラシマソウ(浦島草) サトイモ科 テンナンショウ属 |
仏炎苞に包まれていた多くの花々は、実へと成長しました。
仏炎苞は枯れて、もう失われています。
ヘクソカズラ(屁糞葛) 1 アカネ科 ヘクソカズラ属 |
ヘクソカズラ 2 別名は サオトメバナ(早乙女花) |
ツユクサ(露草) ツユクサ科 ツユクサ属 |
カラスウリ(烏瓜) ウリ科 カラスウリ属 萎める花 |
アカメガシワ(赤芽槲、赤芽柏) トウダイグサ科 アカメガシワ属 |
ヌルデ(白膠木) ヌルデ属 |
ヌルデは奇数羽状複葉であり、その柄(葉軸)には
とても特徴的な葉です。
クサギ(臭木) 1 シソ科 クサギ属 |
クサギ 2 花のクロ-ズアップ |
ヨツバムグラ(四葉葎) アカネ科 ヤエムグラ属 |
ビヨウヤナギ(美容柳) オトギリソウ科 オトギリソウ属 |
キョウチクトウ(夾竹桃) キョウチクトウ科 キョウチクトウ属 |
シモツケ(下野) 1 バラ科 シモツケ属 |
シモツケ 2 クローズアップ |
モモイロシロツメクサ(桃色白詰草)でしょうか マメ科 シャジクソウ属 別 名 クローバー、 馬肥(うまごやし) |
ルリマツリ(瑠璃茉莉) イソマツ科 ルリマツリ属 |
ムクゲ(木槿) 1 アオイ科 フヨウ属 |
ムクゲ 2 こちらは紫色の花 |
ハナヅルソウ(花蔓草) ハマミズナ科 アプテニア属 別 名 サンローズ(英 Sun Rose)、 ベビーサンローズ(英 Baby Sun Rose) |
ハナヅルソウは、デロスペルマ・クーペリ(耐寒マツバギク) と同じ科です。
これら2種の花は、大きさや形が違いますが、全体的な感じが似ています。
また、「ハナツルソウ」と濁らずに表記される場合もありますが、大場秀章(編著)『植物分類表』(アボック社 2011)によると、「ハナヅルソウ」となっています。
(2)
立ち寄った先で見た植物です。
ヘメロカリス 「フランスハルス」 (学名 Hemerocallis fulva cv. Frans Hals) ススキノキ科 キスゲ亜科 ワスレグサ属 |
ワスレグサ属(学名 Hemerocallis)は、キスゲ亜科の属のひとつです。
キスゲ属、ヘメロカリス属、カンゾウ属ともいいます。
以下の種の学名を見比べてください。
・ Hemerocallis fulva var. kwanso ヤブカンゾウ
・ Hemerocallis fulva var. longituba ノカンゾウ
学名についた「cv.」は、園芸品種であることを示します(cultivarの略)。
「cv.」に続く部分の「Frans Hals」は、園芸品種名です。
よって、その場合の学名は「Hemerocallis fulva 'Frans Hals'」となります。
「Hemerocallis」や「fulva」の意味については、以下の記事をご覧ください。
一般的に品種改良をした園芸品種を ヘメロカリスと呼んでいるようです。
上の写真のヘメロカリスについた品種名は「フランスハルス」。
17世紀にオランダで活躍した画家 フランス・ハルス(Frans Hals)の名前に由来するそうです。
以下の植物は、他の場所で見たものです。
ホウチャクソウ(宝鐸草) イヌサフラン科 チゴユリ属 |
ホウチャクソウの葉は互生です。
2つずつ対になって下がっている実は、秋になると青紫色に色づきます。
大きな葉をつけた灌木(低木)がありました |
タマアジサイ(玉紫陽花)でしょうか アジサイ科 アジサイ属 茎頂には 丸い玉のような蕾がついていました |
『葉っぱで見わけ 五感で楽しむ樹木図鑑』(ナツメ社 2014)によると、本種の葉は アジサイ類のなかでもっとも大きいということです。
開花する前の花は総苞に包まれて球形をしており、名前の由来となっています。
(追 記 2016.07.29)