園芸上では、フシネハナカタバミとイモカタバミは、「イモカタバミ」と総称されているようです。
イモカタバミは繁殖力が旺盛であり、群生している様子がよく見られます。
イモカタバミ (芋片喰、芋酢漿草) カタバミ科 カタバミ属 学名 Oxalis articulata Savigny. subsp. rubra (A. St.-Hil.) A.Lourteig, 1982 |
高さは 10~30cmで、葉は ほぼハート型をした小葉3枚が 小葉柄を寄せ合った形の三出複葉です。
三出複葉であり、各小葉がハート型をしているのは カタバミと同じ |
直立する茎はけっこう長く、その先に花をつけます。
おもに、春と秋に咲きます。
長く直立した茎の上に 花をつけます |
花は、大きさが 1.5cm程度で、濃いピンク色をしています。
花弁数は 5枚。
花期は、4~6月と、9~12月です。
夏期は半休眠状態となり、花を付けず、葉は枯死します。
濃いピンク色の花弁が5枚、葯は黄色です 夏期には花を付けません |
地下には 球状の球茎があります。
この球茎が多くできて株が増えるところから、基本種の和名はフシネハナカタバミ(節根花片喰)と名付けられました。
イモカタバミ( 芋片喰)の名前の由来も同様です。
以下は、イモカタバミに近似する種です。
ムラサキカタバミ(紫片喰、紫酢漿草) 環境省 要注意外来生物です |
ピンク色の花弁ですが これもムラサキカタバミでしょう |
イモカタバミの葯の色は黄色、ムラサキカタバミの葯の色は白です。
オキザリス(カタバミ) 流通名 「桃の輝き」 |
追 記 2017.05.25
夕方近くなって陽が射さなくなり、花がすぼんでいました。
細く棒状に花びらがしまわれています |
追 記 2018.06.18
知り合いの方が イモカタバミの根っこを見せてくださいました。
フシネハナカタバミ(節根花片喰) カタバミ科 カタバミ属 別名 イモカタバミ (芋片喰、芋酢漿草) |