2019年4月17日水曜日

私の好きな作曲家(22) バーンスタイン


レナード・バーンスタイン(Leonard  Bernstein:1918〜1990)は、私にとっては、好きな〈作曲家〉の一人というよりも、もっとも愛する〈指揮者〉であるといった方がよい。

彼は、〈作曲家〉たらんとして努力したが、〈『ウエスト・サイド物語』(1957)の作曲者〉以上には なれなかった。
〈現代のマーラー〉となる前に、〈指揮者〉として他人の作品を手がけすぎたのだ。

『チチェスター詩篇』のような美しい作品もあるが、多くの作品はつまらない。

しかし、もう十分である。
すでに、オーケストラのための演奏会用組曲「『ウエスト・サイド物語』からのシンフォニック・ダンス」(Symphonic Dance from "West Side Story":1961)は、演奏会の定番となっている。
私の「お気に入り」の一曲でもある。
100年後になっても、世界中のあちこちで演奏されているに違いない。

もう十分に立派なことではないか。