〈パパ〉・ハイドン(Franz Joseph Haydn:1732〜1809)は、作曲家としても立派だったが、それ以上に 偉大な人格者であった。
ハイドンのことを悪く言う人などいない。
そんなことを言う人がいたら、私は その人の近くには いたくない。
その作品は大らかで、構えが大きい。
心を晴れやかにする弦楽四重奏曲の数々。
多様で美しいピアノ・ソナタ。
また、交響曲もご存知のとおり。
その音楽は、それぞれ異なった響きをもつ。
演奏される場を明確に意識したうえでの作曲であったことがよく分かる。
心が平安であるときにこそ、聞きたい音楽もある。
それにぴったりなのがハイドンの音楽ではないのか?
心が いつも平安でありますようにと願う。